湯っこやのみなみさん。

吉原遊女ほのぼの見聞録

Happy holidays to U all!

2020年、たいへんお世話になり

ありがとうございました!

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年末はまた柚子湯でした。

 

ひょんなことから出会ってくださったかけがえのないあなたへ(たまには)メッセージを…

 

わたしは正直なところ器用に出世するような素質も根性も狡猾さもなく、うっかりすると低い賃金で搾取され、住む家も車もろくに手に入らないような人生だったかもなぁ、という気がしていましたが

それを僅かずつでも、ひっくり返せるような力をいただくことができたような。

命の恩人と勝手ながら思っておりまして、心から感謝しております。

 

長いあいだ微妙なニュースが多かったですが、おすすめで流れてきてちょっと面白かった幸福論のようなネット記事を、ひとつご紹介したいと思います。

 

少し前カンヌ映画祭のトップに立った、リリー・フランキーさんと是枝裕和監督の対談から。

 

以下リリーさんの発言より引用

男はつらいよ』で寅さんが甥の満男に「人は何で生きているの?」って聞かれたとき、「長いこと生きていると、人生で何度か生きていて良かったと思うときがある。そのために生きているんじゃないか」って答えるんです。

 

僕も同じ考えで、幸せとか快適さを永続的なものだと信じ込まないことが大事なんじゃないかな。いいんですよ、何度かで。その何度かの幸せのために生きていけばいい。

 

これは俺の考えだけど、ずっと心地良い人生なんてものは多分誰にもなくて。世の中なんて、大体満遍なく息苦しいもの。

 

その中で、たまに「あ、ここ、良い空気だな」って感じられる瞬間や場所がある。それだけで十分じゃないですか?

これ

ものすごく腑に落ちる感じがありました。

 

実は「めでたしめでたし」はあり得なくて、絶えずなにかと労働や雑多な用事をこなす日々が死ぬまで続いていくわけで。

その合間に降りかかる瞬間の、くだらなくて笑える対話とか、自分なりの達成感、あるいは活き活きとした美味しいものをいただくこととか、美しい造形色彩や音楽とか、があれば御の字。

全くもってそれでよくて、そんなふうに生きていけたらなと、考えていた次第でございます。

いまのところはね。

 

これから迎える新しい年もご健康が守られますよう、心よりお祈り申しあげます。

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コードチェンジに苦戦するみなみくんより