湯っこやのみなみさん。

吉原遊女ほのぼの見聞録

浅草のキツネパラダイス・被官稲荷社

夕闇の風とお散歩が気持ちよい季節ですね。本格的に夏が来てしまうと夜でも蒸し暑くなって、しばしば蚊にかまれてしまうので…。

今回は浅草でいちばんお気に入りの場所をご紹介しますね。

その名は「被官稲荷社」という神社でございます。浅草寺浅草神社のお隣に、ひっそりこじんまりと佇む静かなところです。

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道案内をしますと…

雷門をくぐり仲見世通りから浅草寺(観音様)へまっすぐ進みます。

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浅草寺の中心の建物から向かって右の方に進むと、浅草神社(三社様)があります。

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浅草神社のキリン

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神社正面からさらに右へ向かうと御神輿の格納庫があります。

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そのまま左を見ると「新門 辰五郎」と記された鳥居があるので、こちらをくぐって到着です!
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かわいいキツネさんがいっぱい!!

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造形がすばらしいのです。

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ねこもいる…?

明るいとこんな感じです。ほほ笑むおかあさんと何故かムッとした表情の子ぎつね…、、絶妙なクリエイターのセンスを感じます。(かわいい)

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首のニットがサンタさんみたいですね。(かわいい)
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仲見世〜観音様あたりは人が賑わっているのですがこのキツネゾーンまでは気づかないかたが多いのか、十中八九来訪者が自分だけという状態になります。それをいいことに、キツネさんをそっと撫でたり愛でたり思う存分楽しむことができるのです…!

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なんか、似てんな(笑)って言われた2S

台東区教育委員会による神社の由来説明看板もあります。

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辰五郎さんという江戸の浅草において家来・門番・火消し等に活躍した人物が、京都の伏見稲荷へのオマージュを込めて建てられた神社とのことです。

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後方に帽子かぶったやつがいます
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境内にある手押しの井戸はちゃんと水が出ました。(こういうの非常時用に家に欲しいなぁ)

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御神木の古くてカサッとした銀杏、手のひらでかるく触れるとなんとなくホッとします。

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ここまでしょっちゅう訪れておいてなんですが、わたしは一般的な「参拝」はしておらず、あくまでも敬意をもってご挨拶に伺っているような感覚でおじゃましています。一応、クリスチャンの端くれでして…。

それでも神社寺社見学は楽しいですねぇ。

こんど浅草寺に来られましたら、この稲荷神社へも足を進めてみてはいかがでしょうか。

 

平和と小さな幸せを、いつもお祈りしています。

それではまた。

野蒜とやってきた春

今回は食べられる野草のおはなしです。

ノビルという植物、同じ町内に住むお友達(20代女性)からたくさんもらったので食べてみました。

ノビル(野蒜) ヒガンバナ科ネギ属

今年の春はじめての(初物ではなく人生初の)出会いだったのですが、日本全国はもとより東アジア圏内で広く分布しています。

植物ということすら最近まで知らず、東北民のわたしは宮城県東松島市にある仙石線の駅名(野蒜駅)と思っておりました。

日当たりの良い土手や畦道、法面に生えているそうで、友人曰く我々の住む千葉県某町内の某博物館のそばで採集したとのことでした。

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とっても大量です。笑

とりあえず、友人が調理してくれたチヂミ風と炒め物を美味しくいただき…。

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きれいな部分を選別・調整します。

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とっても大量だったのでお店にも持ち込み空き時間に作業しました。(暇か)
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わが家では梅が散り、桜が咲きだすころでした。

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野蒜餃子を作りました

ニラや小ネギのような味と食感なので、刻んで餃子の具にしてみることにしました。

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  • ノビル
  • 豚ひき肉
  • おろしにんにく・生姜
  • 料理酒、塩、醤油、胡麻油、片栗粉、鶏がらスープ顆粒

上記の材料と調味料を混ぜた具を市販の餃子の皮で包み…。

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きれいに焼けず難しいですがなんとか。

酢と胡椒でいただきます。

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ネギやニラよりも軽めのふわっとした香味で違和感なくいけました。

ノビルの花言葉

味だけでなく栄養価的にもネギやニンニクなどと共通の、硫化アリルという成分が含まれています。エネルギー代謝を活発にするビタミンB1の働きを助けるので、疲労回復に効果があります。 

これに由来するといわれているノビルの花言葉には「タフなあなたのことが好き」というものがあります。

ええ、、なかなかインパクト強めな…。笑

 

また野草は毒草と間違えるリスクなどもあるのでゆめゆめ誤食をしないよう、正確に同定する必要がありますね。

ノビルは根元(地下部)の丸い鱗茎部分が独特の形状をしているのと、ネギ臭があるので比較的わかりやすいようです。

 

色々と教えてもらう機会があっておもしろいので、今後は採集チャレンジ、やってみたいなぁと思います。

それではまた!

 

 

瑞穂町の耕心館とWESTLAND FARM

また、前回の記事の続きでございます。

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ほほ笑む愛車シトロエンC4とお出かけ「へぇ、ここが西多摩かぁ」

今回はいただいてきた食べものなど、ご紹介したいと思います。

 

耕心館とストーリア

瑞穂町郷土資料館隣接の、耕心館という建物を見に行ってみました。

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周囲を木々に囲まれ、江戸時代末期(!)に建てられた豪農の旧宅だった建物。その後醤油の醸造や養蚕業に、昭和後期にはフランス料理店として利用されていたそうです。

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離れの土蔵には古い樽などの道具が保存・展示されています。
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黄色い秋菊の花が麗しく活けられていました。
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母屋の中にある「ストーリア」というカフェで美味しいイエローカレーのセットをいただきました。

バターチキンのようなまろやか濃厚なカレー

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セットのサラダ

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天井が広々しています。
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ふっくらもちもちの椅子
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帰り際に見た馬の供養の石碑と、謎の塔。

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台風が接近していた日の夕暮れでした。

 

清水牧場 WESTLAND FARM 

瑞穂町へ着いてから郷土資料館へ行く前に立ち寄った、牧場併設のジェラート屋さんです。

周辺はのどかな田園風景で、狭山茶の産地となっているためお茶屋さん(お茶の畑)がすぐそばにありました。

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創業は1946年、約120頭の乳牛を飼育する東京最大規模の牧場だそうです!

ちなみにわたしは学生時代同じくらいの規模の牧場でホルスタインのお世話をするアルバイトをしていたので、なんとなく飼育風景の想像をすることができました。牛好きです。

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ダブルジェラートをいただきました。

件のお茶屋さんとコラボしたという「東京紅茶」と「東京産鶴首かぼちゃ」のフレーバーです。
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お天気が良すぎて瞬く間にとろけてしまいますがたしかな絶品でした!色も綺麗です。
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ジェラートを完食後、手を洗って靴の消毒をしたらヤギさんゾーンへおじゃまします。こちらは近くまで寄ることができます。ヤギも好きです。f:id:mtnminami:20230507175807j:image

ゆっくりと交流の時を持ちました。手がヤギのにおいになりますが、みなみくんは気にしません。

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生まれて間もないかわいらしい子ヤギとおかあさん。
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おかあさんの後を追いかけながらもずっとピョンピョン跳ねていました。子ヤギというのは跳ねるものなのでしょうか。
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素敵な首筋と瞳…たまりませんなぁ。
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・ ・ ・

以上、ちょっと時系列が反対になりつつでしたが瑞穂町の小さな一人旅の模様をお送りしました。

帰りは入間インターから高速に乗り、夜景を横目にラジオを聴きながらささやかな幸せに感謝しました。

それではまた。

モスラに会いに、西多摩・瑞穂町へ②

前回の記事の続きです。

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瑞穂町郷土資料館の常設展

常設展示の方も充実の内容でした!

瑞穂町の生態系や伝統産業、米軍横田基地についての資料が展示されていました。
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足跡柄のカーペット

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虫の標本や生態系の展示
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引き出しになっていてかわいいです。
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旧石器展(いらすとやがこんなところにも…)

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多摩だるまと日本家屋
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昔の八高線の映像
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横田基地関係の資料

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ニホンオオカミ

外には、けやき館シンボルの欅の大樹とニホンオオカミの像がありました。

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絶滅する前は鹿や猪の天敵としてパワーバランスがとれていたのだそうで、初めて知りました。農村の頼れるやつだったのですね…。
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お隣には江戸時代末期の邸宅を引き継いだ施設、耕心館という素敵な場所があります。こちらについてはまた次回に。

モスラに会いに、西多摩・瑞穂町へ①

もうひとつ、昨年の旅の記録をいまのうちに残しておきますね。

経緯となったニュース

ネットニュースでたまたま発見した読売新聞の記事より。

かわいいモスラさん!!

特撮造形師・村瀬継蔵さんのアトリエが西多摩郡瑞穂町にあり、新作映画の監督・制作にも取り組まれているなか、町の郷土資料館で展示イベントが開催されている、というニュースでした。

モスラファンのわたしは青梅街道から瑞穂町を目指し西へ進撃…ではなくひとり休日ドライブの日帰り旅へ向かったのでした。

 

モスラについて

一応若い読者のために解説させていただきますと、モスラとは東宝の特撮映画に登場する大きな蛾の怪獣です。界隈では名実ともにゴジラに次ぐ人気スターで、性別はメスです。

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※1992年公開 ゴジラvsモスラより、国会議事堂羽化シーン

もふもふの外見も鳴き声もかわいくて、とても勇気があって、美しくはばたいて地球を守るために戦う、平和の使者のような怪獣です。

 

モスラのスペルは「Mothra」

Moth(蛾)とMother(おかあさん)のダブルミーニングになっていて、母性の象徴的な意味も含まれているようです。いくつかの映画作品の中では成虫と幼虫の親子共演があります。もふもふの可愛いおかあさんと健気に頑張るむすめ、大好きです。

 

キャラクター的にはプリキュア戦士やセーラームーンのポジションに近い…?とわたしは密かに思っておりますが、どうでしょう。

 

翼長約4mのモスラ

ちょっと遠かったのと渋滞でややくたびれながらも、瑞穂町郷土資料館・けやき館へ到着しました。

建物の中へ入るとモスラさん(1992年版)がお出迎え。

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翼長約4m、映画に登場した実物の44分の1くらいのサイズです。

上からカラフルな翼を観察

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おしりがふっくらしてます。

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顔のアングルいろいろ

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かわいいです。はるばる見に来た甲斐がありました。

じっくりと見ていたところ、けやき館の職員の方が「モスラお好きなんですか?ちょうどこれから村瀬さんが来るのでよかったらサインでも」と声をかけてくださいました。

それはありがたい!ということで、航空写真+幼虫の展示の説明を伺いながら待つことに。

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ちょうど青梅街道上を進むようにフィギュアを配置したそうです。赤目のモデルはちょっと珍しいかもしれません。
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進撃のチョココロネ
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危険と言いつつどこかほのぼのしているような(特撮特有のネタ的なノリではあるかもしれません)。
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そして特撮造形師の村瀬さんが会場にお越しになり、新作映画関連や過去の特撮造形の作品展示のスペースを直々に案内してくださいました。

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80代の大ベテランながら、とても気さくな方で楽しく色々な説明をしてくださり、貴重なひとときとなりました…!

ゴジラの皮(革?)の一部が展示されていて、表面が黒いゴツゴツですが中が柔らかなウレタンスポンジだったのが意外でした。ボディ全体も、金属の枠を無くすなどの工夫で軽量化とスムーズな動きを目指し、年々改善を加えていたそうです。

サインと記念撮影をしていただきました。

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すばらしい思い出になり、嬉しかったです。

 

次回も瑞穂町の小さな旅について、もうすこし書きますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

憧れのお姫さま。花魁道中を見学しました

お花見シーズンも終盤の春の日、吉原のお祭りが開催されたので見に行ってみました!

第十九回浅草観音うら・一葉桜まつり

コロナ禍を乗り越えて4年ぶりの開催だそうです。

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4月8日の開催予定が雨天のため9日に延期となりましたが、当日は晴れ空の下、たくさんの人が集まっていました。

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廓遊びの再現

ステージ前もなかなかの人だかり。センターに座っているのが遊女の最高位、太夫(たゆう)です。

お姫さまの姿を一目見ようと、目いっぱい背伸びして人波の隙間から見ることができました。

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ステージではいわゆる「初会(しょかい)」、初めて訪れたお客さんとのやりとりが再現されていました。

花魁や太夫は単なる遊女ではなく、教養や音楽などの素養も求められました。お客にもそれに応じ独特の作法やマナーがあったとのことです。なんだか茶道にも似ています。

一見堅苦しく難しそうですが、人がかっこよく美しく見えるようにうまく考えられていて、なかなか合理的なものだと思います。

立ち居振舞いや問答がカッコ悪いよりは恰好良い人に惚れる可能性の方が高いよね、というわけですね。わたしも気をつけなくては…。

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圧倒的上から目線
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ステージで行われていた初会のやりとりでは盃を酌み交わす儀式があり、お客さんから勧められた盃を太夫が受け取ったときにお客として受け入れる意思表示とされるそうです(受け取らなかったらお断り)。

意外な所で男女の同意のリテラシーが垣間見えたのと、こういうシンプルなサインっていいな、と思いました。

お姫さまが上座に着いていて、どうやら圧倒的上から目線のような感じです。男尊女卑の風潮が強かった社会において本当に特別な存在だったのですね。

とはいえ、華やかに見えてかなり光と闇のある世界ではあったのは確かでしょうけれども。

おいらん道中

ステージのあとに花魁道中の往路があり、早めに見学ゾーンを確保して待機しました。間近に見ることができ感激でした…!

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外八文字(そとはちもんじ)という、花魁独特の歩き方。とても難しそうですが、ゆったりと優雅な動作が美しいです。

吉原狐舞。獅子舞ならぬ狐舞ということで、かつては吉原の街で大晦日に現れて、厄落としと新年のお祝いをしていたそうです。

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周辺を散策

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会場を横切る千束通り商店街周辺をうろついていると、期間限定でオーストリア政府観光局のお店がオープンしていたのでのぞいてみました。

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尖った細長いパンとはちみつを買いました。

ガーリックバターたっぷり
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チラベルが愛らしいはちみつ
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パンはこちらの公園で食べました。
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お祭りの解説で語られていましたが、歌舞伎や落語など日本の伝統芸能において、吉原の廓でのストーリーは欠かせない要素となっているそうです。

そんな土地に来られたことをちょっと嬉しく思いつつ、吉原をよい場所にしていけるよう、わずかでも力になれたらなぁ、なんて改めて思った1日となりました。

ではまた〜。

 

 

 

北海道・稚内〜利尻島の写真集 The Final Day

北国旅の写真集、最終宿泊〜最終日の移動のあれこれです。

前回までの記事はこちらです

 

稚内市へもどるにあたり、急遽予約した宿は

THE STAY WAKKANAI

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ドミトリータイプで相部屋のため忍び足でそろそろと出入りしました。

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1時間ほどお散歩してみたところ

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北の果て感が。。
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利尻の島の駅で教えてもらったお店には時間がちょっと間に合わず、結局目ぼしい飲食店が見つからないままセイコーマートちくわパンとチョコレートとお茶を買い食いして夜をしのぎました。

(予定通りなら新千歳空港でうまそうなラーメンとかたらふく食べて成田に帰ってるはずだったんですよ。←まだ言ってる)

 

宿の共有スペースで飲食します。2人以上で来ていた人はまったりと晩酌を楽しんでいました。

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かわいらしい鹿グッズと熊グッズが。

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リアル羆はおそらく全く和みませんがね。

 

そして翌朝に備えました。

欠航からの取りなおしで余分にかかる交通費をいくらか浮かそうと、稚内〜新千歳間の移動を空路ではなく電車で行ってみることに。

(コスト面のみならず、せっかくならば一度宗谷本線を見届けておくのも一興かな、と)

そういうわけで、朝一番の宗谷本線特急に乗るため早起きです。

 

早朝6時過ぎに無人のフロントへ鍵を返却してチェックアウトしました。

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いってらっしゃいお手紙が置いてありました。いってきま〜す。

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特急サロベツ
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車窓から市内を見ると、線路沿いの空き地でまたエゾシカが数頭たむろしているのが見えました。各々にべもない表情で。

 

またセコマ食料で朝ごはんです。

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クロワッサンがとてもとてもおいしくてさりげなく準優勝でした。ちなみに優勝は利尻昆布の佃煮on白米か、はたまた海藻ラーメンか、、悩ましいところです。

 

とても空いている車両の座席でごろごろしながら、景色を見たり廃駅になった秘境駅や現役の駅などを撮影したりしました。

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旭川ライラック号に乗り換え、さらに札幌で快速エアポートに乗り、12:30過ぎに新千歳に到着(稚内を発車したのが6:30過ぎ)。

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無事成田行きJetstarに搭乗し帰ることができました。

宗谷本線に乗れるのはなかなか貴重な機会で、長い移動でしたが案外ゆったり体が休まり、悪くない時間でした。

 

ややドタバタながら、念願の利尻、よかったです!

島の旅は宮城の田代島に続いて2回目でしたが

次は淡路島か奄美大島を目指すと思います。

 

またいつの日か…。