湯っこやのみなみさん。

吉原遊女ほのぼの見聞録

世界が終わる前に成田のうなぎを食べたかった日のこと

またまた本格的な緊急事態の少し前の話となってしまいますが、

「わたしはいつ死ぬのだろう…」などと終末感を勝手に背負っていた心配性のある日。

 

成田の隣に住みながらも未経験だった名物の鰻を死ぬ前にいっぺん食べてみたいと思っていました。こうして文字にしてみるとけっこうアホっぽいですね。すみません。

 

近所だけどあまり行ってなかった成田山の参道へひとり向かいました。

自宅から車で15分くらい。

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平時は平日でもいろんな国から来た人々で賑わっていたのですがやはりほぼ無人…!

そんな中数件の飲食店が営業していました。

(5月の現在はまた状況が変わっているかもしれません)

 

Martini Managerのあべさんによるおすすめは近江屋さんというお店でしたが休業日だったため、お隣で呼び込みをされていた「菊屋」さんへ

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由緒ある感じの風流なお店構えですが、

板前さんやスタッフの方の会話から察するに家族で営んでいらっしゃるようで。女将さんと思しきお姉さんが優しく迎えてくださいます。

 

店内はテーブルと椅子で

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スタンダードな鰻重・味噌汁付き

艶々でふわふわのが運ばれてきました

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うまンゴ

生きててよかった。

 

ひとりで黙々とこっそりにやにやしながら味わい、長居せずにさくっと去るというのは(まぁわたしはもともとそういう行動様式でしたが)、今後もたまの外食はそんな感じにになりそうですねぇ

 

 

そういえば

昨年12月、Martiniに入って10日目くらいだったか…、ある日の夕方のこと。

現在移動(たぶん)してしまった中島店長からふいに声をかけられ

(なんというか昭和の司会者っぽいネイビーのダブルスーツをまとったいい感じの濃いキャラの人ですね。)

 

「みなみちゃん、鰻食べない?ご馳走しちゃう!」

 

はて?

よくわからんのと嬉しいのと半々で、「鈴音」さんというお店の鰻重が部屋に運ばれ、ありがたくおいしくいただきましたが…、

あれはそういう形式の入店祝いのようなものだったのかな?という解釈にとりあえずしましたが、なんだったんだべなぁ。

 

ひとまずなんとか世界は終わらず、ですが、まだ外食の際は混んでたら引き返すのがよいのかなと

 

色々落ち着かない日々ですが無事をお祈りしております。