湯っこやのみなみさん。

吉原遊女ほのぼの見聞録

銀座・東急プラザのふぐラーメン

またまた、銀座のラーメン屋さんの件を。

 

とても珍しいふぐラーメンの専門店、「八代目けいすけ」さんをご紹介したいと思います。

f:id:mtnminami:20210728202142j:image

東急プラザ銀座の地下にあります。

 

なんとなくラーメンのにおいを嗅ぎつけフラフラとたどり着き吸い込まれたみなみくん。あ、当然ですが、特にフロア中にスープのにおいがただよっているわけではないのですよ。

ふぐだし潮らーめん¥1,100〜と、少々お値段高めのごちそうラーメンですねぇ。

f:id:mtnminami:20210729093524j:image

いただいたのは、「極」潮らーめん。

こういう具が別に盛り付けてあるタイプ、はじめて実物と対面しました。

 

見た目通りすごくあっさりと優しいベースなのですが、ひと口目で河豚出汁の生命力あふれるほんのり動物的な味が勢いよく感じられるのが印象的。

 

具のしっかりした青菜とか、スープに入っている白菜とネギのコンボが個人的にはちょっと好みだったりもする。そして柚子胡椒が合いすぎです。

 

食券でオーダーするスタイルながら、内装などは和風の構えで落ち着いた雰囲気です(とはいえ長居するところでもないけれど)。

 

しかし「けいすけ」さんって一体?

と思って調べてみたらふぐ以外にも色々やっていらっしゃる敬介さんだそうで。

肉そばけいすけさんはうちの近所にもあったような気が…

ともあれ、すえながくご繁栄されますように。

 

いつもながらゆるゆるなノリのラーメン小話、お読みいただき感謝です。

ではまた。

 

f:id:mtnminami:20210729103748j:image

 

サニタリールームのこと

古民家リノベーションの件の続き。

今回はサニタリールーム、ここでは洗面とトイレについて。おかげさまでほぼ出来上がったのでご紹介したいと思います。

このような仕上がりです!

f:id:mtnminami:20210727152943j:image
f:id:mtnminami:20210727152947j:image

黒基調で、サニタリールームには少々珍しいカラーリングかもしれませんね。

最初にこの木目調洗面台を気に入って悩んだ末に導入。これに合わせるならトイレも黒で、吊り戸棚や鏡のフレームも黒で、統一をめざした結果黒系統が集まりました。

関連記事↓

 

黒いトイレはリクシルで出ているものです。

黒にしてもほかの色にしてもなかなか挑戦的な良い色ですね。画像はWEBカタログよりお借りしました。

f:id:mtnminami:20210727203356j:image

うちのサニタリースペースは洗面脱衣スペース+トイレが一つの空間となる間取りにしてみました。

間取りもメリットデメリットを考慮してずいぶん悩みましたが…。

トイレがタンクレスなので、トイレを独立させると別に手洗いを設けることになるけれど、あの小さな手洗いにお金をかけたくないのと、衛生的にガシガシ手を洗いたいと思いました。

よって、大きな手洗い(?)兼・洗面脱衣スペースのような考え方でいってみよう、と決めたのでした。

 

もとはこんなところです。

f:id:mtnminami:20210727203723j:image
f:id:mtnminami:20210727203720j:image

ちょっとわかりにくいけれど、壁ができる途中の、バスルームの入口を向いたところです。

f:id:mtnminami:20210727204527j:image

下の画像右側、黄色っぽい色のボードを施工してあるのがトイレになるスペースで、手前側に洗面台がくる格好です。
f:id:mtnminami:20210727204530j:image

クロス施工と、トイレの取り付け後です。短い壁の奥側にトイレが隠れてます。

f:id:mtnminami:20210727211718j:image

クロスの色はもっとグレー寄りを想像していたのでちょっと間違った?と思ったけれど、結果的にこのベージュ寄りの色も落ち着く感じでよかったです。

 

その後洗面台がきて、

f:id:mtnminami:20210727212548j:image

鏡の位置決め。

f:id:mtnminami:20210727212551j:image

鏡はわたしがネットで購入したのです、届いてからのまさか…取り付け金具が付属していないことが判明…。

そこで大工さんが下の画像の金具をホームセンターで調達してくださり、ビス留めできる状態に!すごいなぁー。

f:id:mtnminami:20210727212554j:image

建具の引き戸も黒です。外側の下地までできている未完成ゾーンから見たところ。

f:id:mtnminami:20210727212022j:image

トイレが独立していない間取りはホテルのバスルームをヒントに考えたのですが、ゆったりしていて動線的にも使いやすいです。もっともわたしが単身者だからできることで、ファミリーユースには不向きかもですが…。

 

これからタオルなどを置く棚をつけて完全に完成です!

 

見にきてくださりありがとうございます。

ではまた。

 

 

ARTIZON MUSEUM

心の滋養に綺麗なものを見に行こう、ということで。

とぼとぼと向かったのは京橋のアーティゾン美術館。旧・石橋財団ブリヂストン美術館ですね。

1952年の開館から60年あまり運営され、2015年の5月から建て替えに伴う休館期間に。そののち2019年に現建物が竣成し、生まれ変わってオープンしています。

f:id:mtnminami:20210723193125j:image

ビルの1階〜6階が美術館スペースで、中へ入ると動線も含め革新的な構造を擁しているのが体感できます。

1階からまずはエレベーターで6階へ上がり、エスカレーターで3階までの展示室を上から下へ降りてくるような構造になっています。

f:id:mtnminami:20210723193414j:image
f:id:mtnminami:20210723193418j:image

トネリコというデザイン事務所が担当されたそうです。

 

現在開催中の新収蔵作品展は、9月5日まで大幅な会期延長となっています!

予約制なので公式サイトからチケットを購入して入場、さほど混雑していないのか、当日でもすぐに予約できました。

展示作品は多くが撮影OKとのことで、注意点を記載した紙が渡されます。

f:id:mtnminami:20210724045604j:image

裏返すとちょっとびっくり。笑

f:id:mtnminami:20210723194719j:image

ちなみにこの素描はマティスが孫娘さんを描いたものらしいですよ。いい表情ですよね…?

 

フロアごとにテーマがさまざまです。

f:id:mtnminami:20210724074946j:image

f:id:mtnminami:20210724075433j:image

この写真に載っているセクション以外にも、例のマティスの素描を集めた一角、オーストラリアの現代絵画コレクションなどが楽しめました。

この多彩っぷりならば、だれでも好きな作家・ジャンルにヒットすんだべねぇ、そんなことを思いました。

 

クロスの色を使い分けているのが印象的で、場の空気や「間」がいいですねぇ。

f:id:mtnminami:20210724075402j:image
f:id:mtnminami:20210724075242j:image
f:id:mtnminami:20210724075222j:image

アーティストの肖像写真コーナなんてのもあります。

f:id:mtnminami:20210724075612j:image

f:id:mtnminami:20210724084356j:image

作品のすばらしさはなおのこと、バウハウス関連など資料系の展示も視覚的に味わえます。

 

途中にある誰もいなくてもったいないビューデッキ。いかんせん、京橋の地においてぼーっとする暇のある人もいないのかもしれませんね。

f:id:mtnminami:20210725072708j:image

一席空ける用の帯がいちいちかわいいです。
f:id:mtnminami:20210725072704j:image

 

帰りにミュージアムカフェへ。

初めて訪れた春の日のお料理。

⚫︎カブとブロッコリーの前菜

⚫︎洋風の豚角煮?のようなメイン

⚫︎パン

⚫︎デザートドリンク

こんな構成の軽めのコースをオーダーしました。

f:id:mtnminami:20210725073627j:image

f:id:mtnminami:20210725073631j:image

デザートには、バタフライピーというハーブでできた淡い青色のゼリーをいただきました。

 

比較的アクセスが便利な立地で、たびたび足を運びたいこちらの美術館、実際同じ企画展2回行ってしまいました!

ちょっと元気になっておうちへ帰れます。

 

では、またね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土手の伊勢屋で、イロハ天丼

きょうは天丼の話題を。

f:id:mtnminami:20210715121135j:image

吉原大門を出てすぐ斜め向かいの場所にある、土手の伊勢屋さんへ。

かつて明治の時代には、吉原遊廓民御用達であったというこのお店、現在はランチのみ営業となっています。

 

土手の由来はこちらの地図をご覧いただいて…

f:id:mtnminami:20210715121747j:image

f:id:mtnminami:20210720084254j:image

拡大の地図に、「土手通り」という表記がありますよね。

吉原の東隣・日本堤の一帯は、かつて隅田川の支流があり、氾濫対策のために土手が形成されていたそうで、それが通りの名前として残ったとのことです。

 

関東大震災による店舗建て替えの経緯がなかなか興味深いです。以下伊勢屋さんのウェブサイトより引用します。

震災前までは隅田川の支流が近くに流れており土手(通称:吉原土手)になっていました。創業当初からの建物は土手に引っ掛けるような建て方をしており、”土手側は2階建、裏から見ると3階建”のような建築物でした。震災により土手も崩壊して、近隣も全滅。区画整理により土手を切り崩して土地が縮小。現在の店舗に新しく建て替えました。 

 

「ひのき・けやき・さくら・日本杉」を使って建てられた建物は登録有形文化財に認定されています!かっこいいですね。

f:id:mtnminami:20210720090413j:image
f:id:mtnminami:20210720090409j:image

現在の店舗に建て替えられたのが1927(昭和2)年、とのこと。関東大震災は1923年9月1日に発生しているので、4年ほどの歳月をかけて復活したのでしょうか。

 

平日の11:30頃にひとりで訪問しました。

4〜5人の列の後ろに並び、さほど待つこともなくするりと中へ。

f:id:mtnminami:20210720151809j:image
f:id:mtnminami:20210720151806j:image

あめ色をした小さな座卓の前に座り、お茶をいただいて一息、なんともほっとします。

 

お品書きには3種類の天丼があり、イ・ロ・ハから選びます。

お店の水槽で活かして朝じめしているという穴子が気になり、穴子入りでボリューム真ん中の「ロ」をいただきました。

f:id:mtnminami:20210720152231j:image

穴子イカの生命感がブワーと。

ひとり空腹で黙々といただくと満たされますねぇ。

お店の座席の構造上、お供は3名くらいまでにすると良さそうかなという印象です。

 

一応、穴子の旬は夏。夏の穴子は脂が少なくなるので、穴子天にはちょうどいいバランスなのかもしれません。さらに、ししとうや茄子など天麩羅好適種の果菜たちも旬を迎えよい季節。

夏の天丼、意外とおすすめです。

とはいえ天麩羅はいつも本当に季節が感じられていつもワクワクしますね。

吉原付近へお越しの際は目指してみてはいかがでしょうか。

f:id:mtnminami:20210720155222j:image

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

千束の町中華・豊龍

吉原からほど近い場所に、良い匂いを感じる中華屋さんがあります。

f:id:mtnminami:20210506232754j:image

その名は「豊龍」さん。

 

吉原から浅草の方へ歩いて10分ほど。

国際通り沿いの東横インを目印に、その3件ほど隣の五差路の角に佇む赤いお店です。

f:id:mtnminami:20210517164010j:image

カウンターのみのちいさな店内は喫煙可。

深く染みついた壁のヤニが町中華の年月の流れを思わせ風情がありながら、カウンターの上などは丁寧に掃除されています。

f:id:mtnminami:20210517204426j:image

みそらーめん。

 

親子かどうかは不明ですが、親子ほどの年齢差の男性2人で営業されています。

年齢が若い方は寡黙な料理人。いっぽう年配の男性の方は気さくに接客をしてくださいます。

なんだか独特のコンビネーションで、良いタッグチームのよう。

f:id:mtnminami:20210517204535j:image

ギョーザ。

タレもあるけれど、「最初は何も付けずに食べてみてね」と説明されます。

その通り、何も付けなくてもしっかり旨味があふれます。

 

近所の人なのか、かわるがわる出入りがあって常時席が半分くらいは埋まっています。

ビールとギョーザで晩酌の人、少し離れた横にはラーメンを啜りながらチャーハンを分け合う男女ふたり。

 

先ほどのホール係の男性の方はテレビとたまに会話しています。

こどもの虐待の悲しいニュースに、

「赤ん坊なんて、泣くのが仕事みたいなもんなのにねぇ」

ド正論ですね。

 

料理人が黙々と炎につつまれた鍋を振るのをぼんやりながめながら、丼のうまいスープを飲み干したのでした。

 

ゆるゆるした温かい空気が好きで、つい帰り際に通っていましたが、少し前から夜の外食はできなくなってしまいましたね。

これからどうなるかはわからないけれど、最高だったギョーザに感謝です。

優しい味の醤油ラーメンも。

定期的に通いたいお店です。

 

それではまた。

 

 

バスタブとシャワーの箱

こんにちは。

例の古民家大改造の家づくり、バスルーム工事がまた進んでまいりました。

 

先日電気工事屋さんと設備屋さんが来てくださり、照明とバスタブ、シャワーブースが設置されました。

 

チャコールグレーの耐水マリンランプ。

f:id:mtnminami:20210514111714j:image

 

購入後しばらくよく寝ていたバスタブがついに登場、猫脚の?とよく聞かれますが(笑)、猫脚ではなくシンプルなオーバル型でございます。

f:id:mtnminami:20210514120021j:image

大きすぎず小さすぎず、かわいいお風呂です!

 

シャワーブースがこちらの強化ガラス製の箱。正確には壁と扉の2面ですね。

f:id:mtnminami:20210514112132j:image

ネットで見た施工事例や、ホテルのバスルームなどを参考にしまして、いわゆる「洗い場」ではなく、こういったシャワーブースの形にしてみました。

 

シャワーブース内に排水口があり(バスルーム全体にも一応排水のグレーチングは付けていますが)、ほぼ床が濡れることがなく、体や髪を洗う際は箱の中で完結するのが良さそうかな、なんて思ったのですよね。

 

全体の床掃除は楽になりそうですが、一長一短でガラスやメッキ部分の掃除はある程度手間はかかるかなぁ。

どんな感じかは、あとは使ってみないとわからないところです…。ワクワクです。

 

こんなぐあいにだいぶ形になってきましたが、これからシャワーの水栓設置とプロパンガスの契約・工事もひかえているので、使えるまではまだプロセスがあります。なんとか進むとよいなぁ。

 

シャワーヘッドはグローエ製のセナというものをオーダーしました。

f:id:mtnminami:20210514114408j:image

独特の形状になんとなく心をくすぐられ採用。

シャワーヘッド、マイクロバブルとかナノバブルに換えるのが人気のようですがこんなのもおすすめしたいとこっそり思っています。

リクシルのグローエ買収後は色々あったようですが…、代理店でスムーズにとってもらえるのはありがたいです。

 

もう一度ビフォー写真をご覧いただきましょう

f:id:mtnminami:20210514120212j:image

f:id:mtnminami:20210514120209j:image

完全変態の如き変身。職人技すごいです…!

 

いつもなにかと働きながら失敗を悔やむことも多いわたしですが、色々と気にかけてくださり、助けになってくださりほんとうに感謝です。ありがとうございます。

 

へんな世界ですがもう少し、諦めずにがんばってみます。

 

それではまた!

 

ギター教室の発表会に参加しました

こんにちは。

芸事のできる遊女(?)をめざす、みなみくんです。

f:id:mtnminami:20210504053715j:image

昨年晩秋から通っている千葉のギター教室にて、オンラインの発表会が開催されています。

ある日のレッスンで練習していたMoon  Riverをやっていた時に、「あっいいですね〜!それでいきましょうか〜」という先生のノリに乗って、わたしも参加させていただくことに。

 

演奏したMoon Riverは、映画「ティファニーで朝食を」の中で、オードリー・ヘップバーン演じるホリーゴライトリーさんという不思議な生活をしている女性が弾き語りで演奏している曲です。

子どもの頃になんとなく観ていましたが、今ではあの彼女の束縛をきらう独特の心情もそれなりに共感できなくもない気もして、少し感慨深いです。

 

歌詞和訳は映画の字幕のバージョンがたいへん美しい言葉で好きです。

Moon River
(Johnny Mercer/Henry Mancini)

Moon River, Wider than a mile

I’m crossin’ you in style Some day.

Old dream maker, You heart breaker,

Wherever your goin’, I’m goin’ your way

Two drifters, Off to see the world, There’s such a lot of world To see.

We’re after the same Rainbow’s end

Waitin’ round the bend,

My huckleberry friend,

Moon River and me.

 

はるかに広がるムーン・リバー

いつかあなたを渡ってみせる

夢を与えるのもあなた、砕くのもあなた

わたしはあなたの後についていくわ

2人の流れ者が 世界を見に旅立った

見たい物が沢山あるの

追い求めるのは同じ虹の向う

虹の上で待ち合わせましょう

ムーン・リバーと私

うーむ、それにしても色々な解釈はありますが、ムーン・リバーとは結局何だべ?という疑問は残りつつも動画をはります(音が出るのでご注意ください)。

曲がりなりにもでしたが、発表するところで演奏するのはとても良い経験だったような気がします。

未熟ながら成長していきたいなと思えることがあるのは幸せなことで、一生そうだったらよいのだろうなと思います。

 

ご訪問ありがとうございます。

またお会いしましょう。