もうひとつ、昨年の旅の記録をいまのうちに残しておきますね。
経緯となったニュース
ある日の読売新聞社ネット記事にかわいいモスラの画像を発見しまして…。
特撮造形師・村瀬継蔵さんのアトリエが西多摩郡瑞穂町にあり、新作映画の監督・制作にも取り組まれているなか、町の郷土資料館で展示イベントが開催されている、というニュースでした。
モスラファンのわたしは青梅街道から瑞穂町を目指し西へ進撃…ではなくひとり休日ドライブの日帰り旅へ向かったのでした。
モスラについて
一応若い読者のために解説させていただきますと、モスラとは東宝の特撮映画に登場する大きな蛾の怪獣です。界隈では名実ともにゴジラに次ぐ人気スターで、性別はメスです。
※1992年公開 ゴジラvsモスラより、国会議事堂羽化シーン
もふもふの外見も鳴き声もかわいくて、とても勇気があって、美しくはばたいて地球を守るために戦う、平和の使者のような怪獣です。
モスラのスペルは「Mothra」
Moth(蛾)とMother(おかあさん)のダブルミーニングになっていて、母性の象徴的な意味も含まれているようです。いくつかの映画作品の中では成虫と幼虫の親子共演があります。もふもふの可愛いおかあさんと健気に頑張るむすめ、大好きです。
キャラクター的にはプリキュア戦士やセーラームーンのポジションに近い…?とわたしは密かに思っておりますが、どうでしょう。
翼長約4mのモスラ
ちょっと遠かったのと渋滞でややくたびれながらも、瑞穂町郷土資料館・けやき館へ到着しました。
建物の中へ入るとモスラさん(1992年版)がお出迎え。
翼長約4m、映画に登場した実物の44分の1くらいのサイズです。
上からカラフルな翼を観察
おしりがふっくらしてます。
顔のアングルいろいろ
かわいいです。はるばる見に来た甲斐がありました…!
じっくりと見ていたところ、けやき館の職員の方が「モスラお好きなんですか?ちょうどこれから村瀬さんが来るのでよかったらサインでも」と声をかけてくださいました。
それはありがたい!ということで、航空写真+幼虫の展示の説明を伺いながら待つことに。
ちょうど青梅街道上を進むようにフィギュアを配置したそうです。赤目のモデルはちょっと珍しいかもしれません。
進撃のチョココロネ
危険と言いつつどこかほのぼのしているような(特撮特有のネタ的なノリではあるかもしれません)。
そして特撮造形師の村瀬さんが会場にお越しになり、新作映画関連や過去の特撮造形の作品展示のスペースを直々に案内してくださいました。
80代の大ベテランながら、とても気さくな方で楽しく色々な説明をしてくださり、貴重なひとときとなりました!
ゴジラの皮(革?)の一部が展示されていて、表面が黒いゴツゴツですが中が柔らかなウレタンスポンジだったのが意外でした。ボディ全体も、金属の枠を無くすなどの工夫で軽量化とスムーズな動きを目指し、年々改善を加えていたそうです。
サインと記念撮影をしていただきました。
すばらしい思い出になり、嬉しかったです。
次回も瑞穂町の小さな旅について、もうすこし書きますね。