だいぶ風が冷たくなり、冬の空気に変わってきましたね。私は一昨日からアウターがダッフルコートになりました。
いつも吉原の行き帰りに通る山谷の町にて。10月頃からでしょうか、そそられる貼り紙が登場しました。
「にこみ あります」
「丸千葉」という名の居酒屋さん。
調べてみたら、この地で60年以上続く大衆酒場の名店らしいのです。
この達筆貼り紙、私的になかなかのキラーコンテンツ…。
入るかどうか迷いながらしばらく過ごしていたのですが、ある日ついに勇気を出して、引き戸を開けてみました!
コの字カウンターを中心ににぎやかな店内。
大将さんはじめスタッフさんが温かく迎えてくれてほっとします。
メニューがやはり達筆で、壁に貼ってあるスタイルです。本当に素敵です。
客層は良い意味で普通というか、常連さんだけで盛り上がってるとかそういうのがなく安心して居られます。いかにも下町な競馬新聞を携えたおじいちゃん3人組、わたしと同年代くらいのデートっぽい男女、小学生くらいのお子さんのいるファミリーもいました。
そんな中ひとりで行っても、お酒を飲んでも飲めない日でも、どちらでも優しく対応してくださりありがたいです。
食べ物がどれも美味しい…。
例の「にこみ」とホッキサラダ。
ちくわのいそべあげ。
牡蠣。
焼きめしとお味噌汁。
席の構造状、周りの人たちが食べているものがいろいろ見えるのでつられて注文してしまう、そんな楽しいこともありがちです。
お造り系も日によってさまざまあり、なかなかおいしいです。
人生初のくじらを食べました(今度行ったら竜田揚げの方にしよう…)。
時々お休みの日もありますが、通常は日曜日も開いていて、午後2時から夜9時過ぎ頃までのれんが出ています。
不思議な立地のようで、まわりはおだやかな商店街と住宅街。大衆酒場の世界、いいですよね。
私はまた帰りにふらふら寄ります。笑