所用で行った新宿区某所で出会った、つるし雛。おさかな天国感がよいなぁと…。
滅多に行かない新宿ですが感染症の検査のため月1〜2回ぐだぐだと向かうのでした。
さて
先日朝、幕張のSAで厠休憩などしておりましたら
「少しでも先へ」
とダンボールに書いてニコニコした青年を発見。
「おっ!ヒッチハイカーだ〜」
以前空港付近で乗せ損ねてちょっと悔やんでいた過去があった私はすかさず、
「浅草のあたりだけども、乗ってくかい?」
というわけでわたしの小さなバンに乗っていただきました
なんでも話を聞くと9年前からボランティアで東北をはじめ日本全国を放浪しているんだそうで。
一応身だしなみには気を遣っているらしく、汚くない礼儀正しいヒッチハイカーです。
館山スタートで岩手を目指していて、滝沢市の農家さんの手伝いに行くらしい。
意外とトラックおじさんを頼ることはさほど多くなく、家族連れに混ざったりとかがわりとあるみたいです。さぞ楽しかろうね。
あとガチのゲイさんに迫られたときは流石にちょっと怖かったそうです。世の中には受け入れちゃうヒッチハイカーもいるらしいですが(つよい)
国道6号線か4号線に出れば東北方面の車に会えるかも?って事で墨田区向島のコンビニに下ろすことになりました。
お互い名前も聞かなかったし言わなかったけど、たぶんいい人なのでしょう。
握手と記念撮影(毎回恒例らしい)でお別れです
達者でな。
そして出勤前にこんなお店を見つけましたよ
映画喫茶「泪橋ホール」
クラシカルな名作が並ぶスケジュール
スローな空気ながら美味しい文化が味わえそうな予感がいたします。
こちらはそのうち入店すると思います。
ついでに「泪橋」についてですが
吉原から少し北東側の台東区日本堤と荒川区南千住の境あたりの地名です。
現在は川が暗渠化され橋そのものはなくなっていますが、思川という河川に架かっていた泪橋の名前が地名として残っています。
さらにその泪のわけは…
江戸時代、南千住に小塚原刑場という処刑場があり、
橋で罪人はこの世と別れ、またその家族は処刑される人との最期の別れとなり、お互い泪を流した場所であったこと。。
そんな切なさエグさ最大級なエピソードが名前の由来となっています。
江戸時代の処刑って考えた奴サイコパスか?と思うくらい凄惨すぎてもうね、胃が痛くなってしまいそうですね。
気を取り直して
帰りにまた銭湯にもぐりこんでみました。
先日の山谷の記事↓で登場した、
こちらへ!
「湯どんぶり 栄湯」さん
天然温泉とありますが、
昭和20年に初代の方が井戸から清水を汲み上げ、薪で沸かして銭湯にしたことから始まり。
のちに水質が温泉の基準に適合することが判明して、温泉と表記することになったそうです。
沸かし方は昭和54年からは太陽光方式に進化したとのことです。
脱衣所・洗い場・お風呂とも天井が4〜5mくらいはありそうな、頭上がひろびろした心地よいつくり。
ジェットバスなどの内湯のほか、なんと露天風呂まであり!
露天はナノファインバブルという微細な泡の滑らかで柔らかい感触のお湯が楽しめます。
入っていると隣にいたお母さんたちがお弁当のおかずか晩酌のおつまみの話をしてました。なんとなく幸せな話題です。
洗い場のシャワーがちょっと古風な固定式のタイプでしたが、慣れればいけます。
ドライヤーは3分/¥20というシステムでした。
タトゥーOKという柔軟な対応。
銭湯あるある富士山は、2019年5月と絵の端に書かれていたので去年リニューアルしたのかもしれません。
出入口の壁にも綺麗な富士山。
駿河湾かな…?
スニーカーを履きかけた状態で写真を撮っていたら、横にいたおっちゃんが微笑みとともに靴べらを手渡してくれました。どうもどうも。
変わり湯イベントも気になりますね
吉原からだいたい450m。
あったかいコミュニケーションが行き交うお風呂屋さんでした!
「いやなことはひととき忘れて」楽しんで、とのこと。
いろいろ寂しいこともあるけれど、おかげさまでよく忘れました。
次はどこへ行こうかな