またまた前回の続き、今回で(ようやく)完結です。
里山現代美術館・MonET
最後の目的地は、里山現代美術館・MonET(モネ)。
Museum on Echigo Tsumariの略称となっています。
まつだい農舞台からレンタカーで20分ほど。JRの駅が近く、道の駅も併設された「キナーレ」という施設に美術館が含まれた構造になっていて、この辺りが十日町市の中心部のようです。
建築作品でもあり、中心のプール底面にプリントされた絵が、このように…!
思えば近ごろ現代美術系はあまり触れていなかったのですが、やっぱり独特の刺激感があってよいですね(小並感)。
刺激的とはいいつつも、心地よい空間でのんびり楽しむことができます。ぼーっと館内をぶらぶらするだけでもなんだか楽しい。旅だからということもありそうですが、そのへんはきっとうまくできているのでしょう。
越後湯沢駅〜東京へ
レンタカーの返却と帰りの新幹線の時間まで余裕があったので、道の駅へ立ち寄りながら帰りの移動。
以前から道の駅巡り好きなんですよね…。
買い食いしたおいしいものはこちらです。
・茶豆の入ったかまぼこのような練り物
・八海山酒造の塩麹で味付けされたミックスナッツ
やっぱりみなみくんは豆が好き…、大変おいしかったです。
無事レンタカーを返却して、新幹線でぐだぐだ読書などしながら帰京。愛車のC4と再会して、いろいろ楽しかった話をしながら(いつものことですがクルマに話しかけています)家に帰りました。
旅のおわりに
この越後妻有における「大地の芸術祭」前回2018年開催時の来場者数は、なんと548,380人(公式サイトより)。20年の時を経て大成功を収めている、日本の地域おこしの大スター的なイベントとなっています。
税金やその他リソースの莫大な投入など賛否はあるともいわれていますが…、
地方⇄都市 が、二項対立のように分断されがちだったところを優しく均しながらつないでいくような、そんな役割として大きな力にはなっているのかなと思いました。
宮沢賢治さんの説いていた「農民藝術」という考え方に少し近似しているような側面も感じられ、好きなところです。
ちなみにこの「農民藝術概論綱要※」のエッセンスはなかなかいい意味でラディカルで、じつは私かなり影響を受けております。
※青空文庫で読めます。
私も田舎で暮らすものとして、なにができるのかなと悩みますが…、
これから家づくりとその先と、なんとか良い場所を作っていきながら、都市と農村を面白くつなぐような役割を何かできたらと。あれこれ妄想を含みつつ考えているところです。
長い旅日記でしたが、お読みいただきありがとうございました!
ではまた。